ラストプレゼント

やっと見ましたよ!タイトルも覚えた!もう完璧だ!でも来週からも見るかというとそれは別問題だ!
で、肝心の内容なんですがそこそこって感じ。自分の病気のことを知った天海祐希が、時にヒステリックに、時に嫌味になりながら(どっちにしろ病気のことを知らない周りは迷惑そうにしています、当然ですが)毎日の時間を惜しむように、けれども同時にもてあますように(と、私には見えました)三ヶ月という期間を生きる物語、ということだと思います。
三ヶ月で死ぬといわれたことがショックで、何かしたいと思いつつ不器用にしか生きられないというその生き様には共感します。ただこの人めちゃくちゃ性格が悪い。病気ということを宣告されたため自暴自棄になっているのかと思ったが、元々周りの人の気持ちや立場というものを推し量る気持ちが欠けた人であるっぽい。そのためこのドラマを見て「共感できない」と言っている人が多いのが特徴的なんだけど、人間ってそんな部分は本来なら多分にあるものだと思うし、なぜそう振舞わないかというと世間体や自分の未来というものを考えてセーブしてる部分って結構あると思う。で、元々勝手やってきた人間が残り三ヶ月だから人格者になりますか?加速して当然だよなあ。私は天海祐希の演技から未来が全く見えなくなってしまった女性の絶望を感じ取ることができたらこのドラマは成功なのではないかと思っている。
で、個人的には蔵之介の役のほうが気に入らないかもしれない。「結婚しても仕事、続けるんだ」って、続ける続けないはあなたたちの問題だから勝手に話し合ってもらえばいいんだけど、「そうだと思ってた」みたいな言い方は気に食わないし。娘に変なこと吹き込んでるし、お前ら本当に娘なんかより自分を愛してるんだなあ、でもそれならそれで娘から愛を貰おうなんて都合のいいこと考えるなよ、と説教したくなるような感じで。天海や蔵之介のおかげで永作や要潤が人格者に見えます。いや、きっとこの二人が普通なだけなんだけど。要潤!驚いたんですけど随分演技上手くなったね!愛の嵐の時はあんなに下手だったのに!!