アメリカGP 決勝

BB-number102004-06-21

琢磨が10秒台という脅威のタイムを出して走り続けたとき、私は興奮しっぱなしでどうしようもありませんでした。佐藤琢磨という人間の可能性を考えると、私は鳥肌が止まりませんでした。10周という時間がこれほど長く感じたのは初めてで、チェッカーを受けた時、自然に涙がこぼれました。フェラーリ二人にも祝福されて、表彰台に上った琢磨。彼みたいなドライバーに出会えたことがとても光栄で、とても怖い。琢磨は怖いドライバーです、とても危うい、だからこそ魅力的。モータースポーツの魅力とはどんなものか、久しぶりに思い出せた。そう、琢磨の走りはとても艶っぽいと、私は思います。そして、同じ時代に生きることができる事実を、幸せに思わずにはいられない。琢磨って鼻高いよね。