コミックス9巻

読みました。今月号のガンガンも読みました。ごめんなさい。胸が一杯過ぎて何といったらいいかわからない。けど、とりあえず今までのコミックの中で最高傑作であることは間違いありません。怒涛の展開、無理のない心理描写、アニメのハガレン(略してアニレン)って本当ダメだったんだなぁ!と実感した瞬間。
ああ、なんか筆が滑らかになってきました。書きます。ヒューズの死を知っての3人の言動があまりに私の感性にしっくりきすぎました。アニメはどうだったか忘れましたが、またエドがヒステリックに叫びまくってアルに八つ当たりしてっていう具合だったと思います。それにウンザリしていた私としてはこの原作が凄く嬉しくて、思わず泣いてしまいました。エドが「何を信じたらいいのかわからなくなった…」と小さく呟き落ち込む様を見て、そう思うのは当然だと思うと私はかける言葉もなくて、こういう点本当にエドはアルより脆くて弱いなぁと思いました。
でも、そんなエドを見た後だからこそ今月号のガンガンで「進む」と力強く語ったエドの姿を見ると、涙が止まらなくなってしまうのでしょう。優しいからこそ進むことを戸惑い、人の心を感じることができるからこそ進むことを決意した。あの子はもっと自分のために生きていいと思う、けど、誰かのために生きることこそが、あの子の存在意義であるのかもしれない。悲しいけれど、美しい。